朝晩めっきり寒くなってきて

ついに夜はマイナスになった


今朝、車を走らせていると

ポツポツとフロントグラスにあたる雨が

しだいに、ふわ~っと横に浮かぶようになる


雪だ


駐車場でATが叫ぶ

“It's Winter!"


Think! 2007年春号 No.21

¥1,890
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こんな寒くなったら

本でも読んで勉強するしかない


と思ったら

カナダ人は違う


今からはホッケーのシーズン

みんな子供のころからアイスホッケーに親しんでるので

(日本の野球のようなものらしい)

会社帰りにアイスホッケーの用具を持って

アリーナへ練習に行く人が多い


元気だよな

外人って

レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書 ほ 2-1)/本田 直之
¥756
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最近、この著者の

レバレッジなんとかシリーズをよく見かける

売れてきてるんだろう


中身はけっこう面白いところもあったけど

一般的なビジネスマンにはやくに立たない


いったい、どこの会社のビジネスマンが

毎日午前中は二時間ジムに行って

午後は2時から7時まで仕事して

必ず誰かとディナーに行く


こんな生活ができるのだろう


最近、手帳術とか時間術とか

はやりだけど、全部ベンチャー企業の社長の

特殊な生活に基づいてて参考にならない


もっと、一般企業の部長、課長の

時間術が知りたい



ただ、この人

目覚ましでは起きず

寝るときカーテンを開けたままにして

太陽の自然光で目覚めるという


きっちり、夏は5時、冬は6時


出張先のホテルでも同じで

目覚ましの音は脳に悪いという


たしかに、これは真似できたらいいと思う


とくに、時差のある土地への出張は

朝、太陽光で目覚めるのが

体にはいいだろうから

清水 克彦
人生、勝負は40歳から! [ソフトバンク新書]

本をたくさん買っていると

やはりどうしようもない本に当たってしまうことが

年に一度か二度ある


この本

Amazonで中身も見ないで買ったのならともかく

書店で手にとって中をぱらぱら見てから買ったので

いいわけの余地なしだが


最低の本だった


この著者

清水克彦

の本は二度と買わないように注意しよう


この本

典型的な駄本のパターンで

とにかく、他人の本の引用ばっかり


自分の言葉は半分もなく

人の本の引用、引用

それなら最初からそっちの本を読んだほうがいい


日ごろ雑誌や本で気になる文章をメモしておいて

それを組み合わせて自分の本を作るという

安易な方法で本を出版しているのだろう


驚いたのは

あとがきにまで他人の本を引用していること

(40歳過ぎたらあとがきくらい自分の言葉で書けよ~)

鬼平犯科帳〈19〉 (文春文庫)/池波 正太郎
¥540
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鬼平犯科帳が好きで

もう終わってしまったけど

中村吉右衛門主演のテレビシリーズが好きだ


日本ではケーブルテレビで再放送をやってたけど

さすがに海外ではやってない


DVDが出ているが

シリーズ9まであって

試しに全部をアマゾンのショッピングカートに入れたら

20万円以上した


仕方ないので、7月の帰国時に

シリーズ9を購入

これがまたものすごくいいので


すぐにシリーズ1を購入してしまった

鬼平犯科帳 第1シリーズ DVD-BOX
¥42,679
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時代劇というと=年寄り

というイメージがあって

(イメージというか事実か)

僕が鬼平を読んでいると

おかしな顔をされることが多い


以前、カリフォルニアで

会社のトイレに鬼平の文庫本を忘れてしまったことがある


トイレ掃除の人が見つけて

保安に届けてくれたけど

日本語なので忘れたのは日本人だろう

と思い

会社で一番若い現地採用の日本人女性に

これを預けた


彼女は、会社の日本人社員を

年寄り順に聞いて回り


誰も持ち主が現れず不安になったところで

ようやく僕に順番が回ってきた


「え?○○さんって、こんな本読んでるんですか?」


これが彼女の言葉だった


顔が真っ赤になったのが自分でもわかったが

しかし


こんな本とはなんだ、こんな本とは


鬼平のどこが悪い

中村吉右衛門のテレビ観たことあんのか

しびれるぞ


と言いたかったが

とてもそんな勇気はなかった

飯島 勲
実録小泉外交

飯島さんの

小泉官邸秘録も読んだから

外交の方も読んでみた


仕事がら

外交には興味がある


僕らの民間ビジネスマンの出張と違って

国益をかけた外交は準備も携わる人の数も

桁違いではあるが

異文化に対峙しながら職務を遂行する

という意味では同じだ


この本の中で

飯島氏は

深夜の記者会見

帰国後数時間で官邸で執務

等、総理の強靭な体力と

総理という仕事の激務さをアピールしているが


僕からしてみれば

ファーストクラス以上のゆとりを得られる政府専用機に

パスポートチェック、ラゲージピック等、空港における

あらゆるストレスから無縁の体制で守られた政府外交と


ラッキーならビジネスクラスにアップグレードできるけど

エコノミークラスでもパソコンを開き

パスポートチェックも荷物の全部自分でハンドルしなければならない

民間の出張とは

疲れ方は雲泥の差で


日本帰国後すぐに執務するなど

簡単じゃないか、民間のビジネスマンの方が

格段に激務だろ、と思ってしまう

かなり疲れてる


10月

二度も日本を往復し

いったい何をもって時差というのか

体がわからなくなった


それに

飛行機の映画も食事も

一ヶ月単位で変わるから

二回も乗ると


同じ映画、同じ食事


とくに僕はあの機内食の匂いが大嫌いで

日本食であっても洋食であっても

同じ匂いがする


どこかの空港で

ファーストクラスやビジネスクラスの機内食を

空港のレストランで出しているのが人気

と聞いたけど


僕には、わざわざ飛行機に乗ってないのに

あのまずい機内食を食べる人の気持ちがわからない



日本から帰って来て

二日後にシカゴに出張した


朝4時半に起きて

帰って来たら夜中12時を回っていた



舛添厚生大臣が

毎朝6時に起きている

と書いていたが

毎朝5時半には起きる僕は

大臣に勝った(こんなことで勝たなくてもいいが)


と思っていたら

マネックスの松本大の本を読んでいたら

彼は今でも3~4時間睡眠というから

これには負けた


ここまで働くのは

仕事が好きだからでしかない


こんなに働いて

仕事が嫌いだったら人生地獄だ



外国人と仕事をしていると

その慣習、考え方の差に

毎日のように考えさせられるけど

それがクッションになっているのだろうか


あきらかに日本人と仕事するよりは

楽しい


日本人だと

意見が合わなかったりぶつかると

ただ、かーっとなるが

外国人だと

それが異文化か、と自分の気持ちにクッションが入り

ストレス度が少ないのかも



だけど、風邪気味で体力も落ち

それでも会議をしなきゃならないのは

はっきり言って辛い


クローズドノート

いま


好きな人がいますか?


そして


その人がどうして好きなのか


いえますか?




そのことを熱く心の底に


しっかりとしみこませてくれる映画でした





僕は男の子なので

めったに泣きません


でも、この映画を見ていたら

目の下にじわ~ってなにかが溜まるのがわかりました


そして、それは表面張力をキープできず


頬の曲線をつたって

あごに流れ落ち


あごの先端でとまりました



次のなにかは


鼻の方に向かって

小鼻をかすめたあと


くちびるを縦断し


あごでとまりました



先にとまってたものと

いっしょになって


がまんできずにぽたりと落ち


くちびるを少し動かすと

ものすごくしょっぱかった



それからはどんどんどんどん

流れてとまらず


思わずハンカチでうけとめました



こんなこと初めてです



竹内結子がほんとうによくって

すばらしい女優さんだなあって思いました


心の底から

伊吹先生が人を好きな気持ちが

幸せな気持ちが

自分の何かに大きく突き刺さって


人を好きに思うとは

幸せとは

そういうことなんだ

って





映画を観おわって

すぐに本屋に行き

原作を買いました

クローズド・ノート/雫井 脩介
¥1,575
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映画の後

原作を続けて読むという経験も

初めてのことで


日本からの帰りの飛行機で

ずっと読んで


映画を観たあとなのに

本でもまた感動しました




ほんとうに


どちらも


すばらしい作品です

出身が三重県なので

赤福餅の製造日偽造のニュースに興味を持った


小さいころ、よく伊勢に連れて行かれたが

そこで食べる赤福はとてもおいしいのだが

なぜか家に持って帰って食べるとおいしくなかったことを

思い出した


作りたてがおいしいのだと思っていたが

今になって思い出してみれば

たしかに、おいしいときとなんか固いときと

あったような記憶もある


しかし

僕は思うのだが

製造日がどうこうと

こんなに神経質に言うのなんて

ここ最近のことだけなんじゃないだろうか?


赤福は300年前の創業で

伝統の老舗がまさかの偽造!

とか言っているが


はたして、300年前に

製造年月日なんてきちんと守ってたのか?


江戸時代なんて

腐ってなかったら平気で売ってたはずじゃないのだろうか?


それを現代人が

製造日偽造はけしからん!

とワイワイ騒いでいるけど


そう考えると

あの社長


もっと開き直って


「赤福は創業300年前から

もったいなくて捨ててはいけないという教えのもと

製造日を偽造続けており

ずっとこの伝統を守っております!」


と言えばいいのではないだろうか

(ものすごいバッシングだろうけど)


本当に300年や200年前に

いや、大正や昭和初期ですら

みんな

そんな製造年月日をちゃんと守って販売してたんだろうか?


赤福には

堂々と

腐らない限り、死なない限り

「食べられるうちは!」

販売するのがうちの伝統です


と言ってみて欲しい

日本への全日空の中で

今月のスペシャル・アーティストとして

原田真二の番組があった


原田真二といえば

「キャンディー」

が有名だけど


機上で聴いた「てぃーんず ぶるーす」

にシビれた(20年以上聴いてなかったよこの曲)


原田真二は

その後、松田聖子とうわさになったりはしたけど

芸能界の表舞台からは消えていた


とにかく

彼の才能にあらためて感動し

iTuneで「てぃーんず ぶるーす」と「キャンディー」

をダウンロード


FEEL FREE
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カスタマーレビューに


ジャケットの写真が本人なら 見たくなかった・・・


ってあったけど

その気持ちよくわかる


キャンディーの頃は

ものっすごくかわいい男の子だったのだ


Feel Happy 2007~Debut 30th Anniversary~/原田真二
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そりゃ・・・

どんなかわいい男の子も

年とりゃ おっさんになるよ


でも、曲はとてもいいんだ



飯島 勲
小泉官邸秘録

小泉さんという人は

人間として男として

ものすごく変わった人で

前の奥さんと離婚し

子供を認知してなかったり

相当な人だという話を聞いたことがある


今の自民党を見ていると

相当な変人でないと

あれだけのことはやれなかったのだろう

と思う




東京から帰って

時差で苦しむかと思ったら

今回はそんなにひどくなく

しっかり眠れている


しかし朝晩がものすごく寒く

今日から皮のコートを着た

手袋も必要だ


部屋では電気ストーブもつけている


そんなカナダも

今年は過去最高の暖冬になるとかいう話もあり

去年も過去最高の暖冬レベルだったから

毎年暖かくなって来ている


あと100年たったら

もう地球上に住むところは残っているのだろうか

全部熱帯になって

ジャングルに戻っていたりして